クリス・ヘンリーさん
国籍オーストラリア 在日歴18年

クリスさんのオーラルケア

ゴールドコーストから車で南に3時間。ビーチのある小さな町で生まれ育ちました。18年前に大手英会話教室への就職を機に来日。現在は、保育園や地元の英会話教室で講師を務めています。日本人の奥さんと5歳&8ヶ月の娘さんの4人家族。

オーストラリアと日本の歯科医院、 どんな印象をお持ちですか?

オーストラリアも日本も歯医者さんによってレベルがまちまちです。どこがいい歯医者さんなのかわからないので、周りの評判で探すところも似ているかも。基本的に痛くなったら行く場所ですが、いい歯医者さんに出会えれば予防について教えてもらえます。18歳のときに親不知を抜きに行ったオーストラリアの歯医者さんはいい先生だったと思う。そこで初めてフロスを教わりました。

18歳からフロスを続けているんですね。 どうしてですか?

その先生に言われてなんとなく始めたんだけど……。オーストラリアではフロスを使っている人はほとんどいなかったです。だから、日本で働くようになって同僚のアメリカ人たちに衝撃を受けました。みんな歯がきれいで、職場でも欠かさずフロッシング。「すごいね!」って感心すると、普通だよって。

たまにオーストラリアの実家へ帰ると、友人や親戚と集まるのですがみんな歯が悪いです。母は68歳で6本歯がありません。悲しい……。そうはなりたくないので続けています。「フロスしなよ」って伝えてはいるんですけどね。

日頃のケアについて教えてください。

朝、昼、晩、3回磨きます。歯ブラシと洗口剤に加えて、昼は糸付きようじ。夜は必ず指巻きのフロスを使っています。

5歳になる娘の仕上げ磨きは僕の担当。もちろんフロッシングは欠かせないですね。歯と歯の間を1本ずつ通しています。最初はやだーって嫌がられたけど、「可愛くなれるよ♪」と言ったらやる気になってくれました。

娘も私も別々の歯医者さんですが、定期的にクリーニングにも通っています。

クリスさんにとって、きれいで健康な歯はなぜ必要ですか?

大人の生徒さんはもちろん、子どもたちの前でも話す身なのでいつも清潔でいたいですね。

あとはクッキングが大好き。美味しいものを家族と笑って食べられるのは幸せなことです。オーストラリアの男性は結婚しても料理をつくるのがあたり前。夕食にパスタやピザ、チキン料理などをつくります。


クリスさんがつくったある日の夕食、イタリア風サラダとチキングラタン。家族の会話は、クリスさんが英語で話しかけ、奥さんと娘さんは日本語で答えるそうです。


(tuft club 145号掲載)