ラクに成果が出せるセルフケア
スウェーデン型プラークコントロール

国民のほとんどが自主的にケアを行ない、高齢になっても健康な歯が守れているスウェーデン。彼らのセルフケアへの考えを元にして生まれたのが、スウェーデン型プラークコントロールです。

index

1.スウェーデンのセルフケアとは?

日本では、「口腔内全体をまんべんなく磨く」のが一般的なセルフケア。一方、スウェーデンでは「リスク部位に注目したプラークコントロール」が行なわれています。
※リスク部位……カリエスやペリオになりやすく、細菌がたまりやすい部位

具体的に意識されているのは以下の3つ。
●患者さんが自分のリスク部位を知る
●リスク部位に合わせた道具でケアする
●リスク部位から先に磨く

ここから着想を得て、“リスク部位”を“先”に清掃するスウェーデン型プラークコントロールが誕生しました。

この方法を取り入れると、磨く時間は普段の歯磨きと変わらないのに、プラークの落ち方は劇的に変化します。

患者さんにとって取り組みやすく&ラクに成果を出せるケア方法なのです!

2.リスク部位を見極める

最初にすべきなのは、患者さんに自分のリスク部位を知ってもらうこと。人それぞれ違うリスク部位を見つけるために、活用できるのが染め出しです。細菌がたまっている場所に色がつくので、どこに気をつけたらいいか一目でわかります。

ほかにも歯肉や補綴物の状態を合わせて確認し、総合的にリスク部位を見極めましょう。

実践のヒント

細菌がたまりやすい場所はここ!

●臼歯隣接面&歯肉縁下 ●下顎舌側の歯頸部
●補綴物(インプラント・ブリッジ)周囲 ●矯正装置周辺 ●孤立歯
●叢生部位 ●萌出途中の歯牙 ●露出している根分岐部

3.リスク部位に合ったアイテムを選ぶ

リスク部位が判明したら、次はその部位に合ったアイテム選びです。

ここで大切なのは、患者さんにアイテムを選んでもらうこと。セルフケアを行なうのは患者さんです。自分でアイテムを決めることで、「家でもやってみよう」という気持ちがわきやすくなります。

歯ブラシやワンタフトブラシ、フロス、歯間ブラシなどセルフケアアイテムをいくつかお見せして、以下のように声をかけてみます。

「どれだと細菌が落とせそうですか?」
「この中から使ってみたいものはありますか?」

歯科衛生士が想定していたアイテムが選ばれなくてもOK。まずは患者さんが選んだものでケアしてもらいましょう。その後うまく磨けないとわかったら、改めて一緒に選び直せば大丈夫です。

4.“先に”ケアするのはどうして?

リスク部位がわかりアイテムも選べたら、あとは家でその部位を先にケアしてもらうだけ! この「先に」が、実は重要なポイントです。

試験勉強中、最初は熱心に問題を解いていたのに、途中から飽きてしまったことはありませんか? 集中力は「やり始め」がもっとも高く、徐々に低くなってしまいます。これはセルフケアでも同じこと。集中力が高い最初のうちにリスク部位をケアすることで、効率よくプラークが落とせるのです。

“リスク部位”を“先”に清掃するスウェーデン型プラークコントロール。ぜひ医院でご活用ください!

おさらい

  • リスク部位を先にケアするのがスウェーデン型プラークコントロール
  • 患者さんと一緒にリスク部位を見極め、そこに合ったアイテムを使うことが大事
  • 先にケアすることで、効率よくプラークが落とせ、習慣にもしやすい

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