キシリトールを提案する機会がなかなかない。いざ患者さんに話そうとすると、うまく言葉が出てこない。そんな経験はありませんか? 今回は、キシリトール提案をスムーズに行なうための5つのステップをご紹介します!
キシリトール提案ステップ
ステップ1.患者さんの現状についてヒアリング
患者さんが何かを「やってみたい」と思うのは、「なぜ今このケアが必要なのか」「自分にとってどんなメリットがあるか」を理解できたとき。まずは患者さんの現状についてうかがいます。
チェックしておきたいこと
・むし歯のリスク
・生活習慣
・間食の回数
・セルフケアへの意識
・どうなりたいか(むし歯を繰り返したくない、など)
・どんなケアをしたいか(難しいケアはしたくない、など)
声かけ例
おうちではどんなケアをされていますか?
「むし歯になりやすいな」と感じることはありますか?
ステップ2. むし歯の原因について知ってもらう
むし歯の原因は、ミュータンス菌。ミュータンス菌を取り除くには歯磨き以外のアプローチ方法もあることを伝えていきましょう。
声かけ例
むし歯の主な原因はミュータンス菌です。歯磨きで落とすのも大切ですが、他にも簡単に取り除く方法があるんです。
ステップ3. キシリトールの必要性を知ってもらう
ここから、キシリトールの話へ! 漠然と「キシリトール=歯にいいもの」というイメージを持っている方が多いので、具体的にどんな効果があるか伝えていきます。事前にヒアリングした内容をふまえ、患者さんの悩みや希望に合った伝え方をすると、“自分に関係のあること”だと感じてもらいやすいです。
声かけ例
ミュータンス菌のエサはショ糖です。キシリトールとショ糖は形が似ているので、ミュータンス菌はキシリトールをエサと勘違いして取り込みますが、キシリトールは栄養にはなりません。ミュータンス菌は学習能力がないのでこれを繰り返し、栄養が摂れずに弱っていきます。
ステップ4.具体的にいつ取り入れるか話し合う
どんなタイミングならキシリトールを取り入れられそうか、患者さんと一緒に相談します。
声かけ例
お仕事中に食べることはできますか?
おやつの代わりにこれを選ぶだけでもOKです。
ステップ5.継続するメリットを伝える
数回摂取して終わりにならないよう、継続するメリットを伝えます。キシリトールは薬ではないので、「1日●粒」とキッチリ決める必要はありません。摂取量が少なくなってしまった日があっても大丈夫。そこでくじけず継続してもらうことが大切です。
声かけ例
3ヶ月続けるとプラークの質が変わり、2年続けるとその後の効果を継続することができます。長い人生の中のたった2年でリスクを下げることができるんです。まずはワンクール試していただくのがオススメです!
次の来院時には続けられたかどうかの確認を。うまくいったところは褒め、できなかったときは「どうしたらできそうか?」を一緒に考えます。継続してフォローすることが、患者さんのモチベーションアップにもつながります。
ぜひこの5つのステップを活用して、キシリトールの提案をしてみてください◎
また、提案に役立つツールも掲載しています。詳細は下記をチェック!
お役立ちツール