編集部員レポート/編集部員H
国際歯科研究学会(IADR)レポートも、いよいよ最終回(前回はこちら)。今回は、株式会社サンギの研究員 宮坂亮介さんが行なったポスター発表の反響を中心にお届けします。発表当日は、ポスター前に人だかりができるほどの盛況ぶり。寄せられる質問の内容から、“ハイドロキシアパタイトへの関心の高さ”を実感したといいます。この記事を通して、ぜひ現地の熱気を感じ取ってください!
人だかりができるほど関心を集めたポスター発表
4日間の会期中、私はPoster Sessionsの初日に発表を行ないました。いざ発表時間を迎えると、なんと通路にあふれるほどの人が! 前回韓国で行なったポスター発表ではちらほら集まる程度だったので、興味・関心の高さが以前とは段違いになっていることに驚きました。
参加者はすべての発表を見ることができないため、どこを回るか事前に検索して決めています。みんな本当に興味があるものを優先しているんです。集まった人たちは「ハイドロキシアパタイト」といったキーワードで検索をかけて、私の発表をチェックしてくれたのでしょう。
もちろん質問もたくさん寄せられました。特に印象深かったのが、アメリカで予防歯科向けの製品を販売している企業のマネージャーさんです。開場するなり真っ先に私のブースに来て、「アメリカでは売っていないのか」「何か一緒にできるとうれしい」など、かなり積極的にコンタクトを取ってくれました。
こういった場での質問は、発表に関するものになりがちです。ところが今回、「素材に注目している」「これで何かできないか」という切り口でのアプローチを複数もらいました。これも初めての体験で、「次世代をリードする可能性のある素材について、もっと詳しく知りたい」という期待の大きさを感じましたね。
ハイドロキシアパタイトが骨補填剤やインプラント等の医療機器に使われたケースはありますが、その数はまだまだわずかです。そんな中、歯科界トップの国際学会で、しかも注目度が上がっているタイミングでこの発表ができたことは非常によかったです。
『アパシールド』については「生体親和性が高く、歯とほぼ同じ成分で象牙細管を封鎖する」というメリットを、もっともっと伝えられるようにしたいですね。それにはやはり、ある程度エビデンスが必要になってくるので、今後の研究課題として取り組んでいきたいと考えています。
今回の発表は、本当に実りあるものになりました。こうした場に参加して得た刺激・知見・情熱などを製品開発に還元し、これからもハイドロキシアパタイトの魅力を世界に届けていけたらと思います!
3回に渡ってお届けしたIADRレポートはいかがだったでしょうか。「今後も大きな場で発表を続けていきたい」と語る宮坂さん。タフトくらぶでもその活躍を紹介していきますので、どうぞご期待ください!
管理医療機器 歯科用知覚過敏抑制材料
製造販売元:株式会社サンギ / 販売元:株式会社オーラルケア 医療機器認証番号:303AGBZX00005000