編集部員レポート/編集部H
前回のコラムでは、「象牙細管が露出したときに何らかの刺激が加わると知覚過敏症状が起こる」とお伝えしました。
では、露出した象牙細管を埋めるにはどうしたらいいでしょうか? ここで活用できるのが、知覚過敏抑制材料『アパシールド』。

製品の特長と効果的な使い方をご紹介します。
製品の特長
①ハイドロキシアパタイトが、露出した象牙細管を直接封鎖して知覚過敏を抑制する
象牙細管封鎖率80%※以上です。
※試験方法によって封鎖率は異なります。

【試験方法】
象牙細管開口切片の作成:並行象牙質切片(ヒト抜去歯)をクエン酸系処理剤にて2秒間エッチング
製材塗布:アパシールドをラバーカップにて30秒間こすり塗り
封鎖率の算出:象牙細管及び封鎖した部位の面積から算出(電子顕微鏡)
②ワンペーストタイプなので簡単に塗布できる
③歯のエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトを配合し、生体親和性に優れる
④保険適用が可能
効果的な使い方
●知覚過敏の原因をつきとめ、取り除く
知覚過敏症状が起きている(象牙質が露出した)原因をつきとめないと、根本的な解決にはいたりません。原因を追究し取り除いておくことで、『アパシールド』が力を発揮しやすくなります。
●なるべく歯面の汚れを落としておく
歯面に汚れがないほうが、『アパシールド』をしっかり働かせることができます。ただ、歯面が濡れていたり汚れが残っていたりしても塗ることは可能です。痛くてケアができない場合などは製品を塗り込むことによって痛みが伝わりにくくなり、もっと塗り込めるようになります。
●セルフケアで『アパシールド ホームケア』を併用する
医院で『アパシールド』を活用しても、セルフケアで研磨剤や清掃剤が入った歯みがき剤を使うと象牙質を傷つけてしまう可能性があります。歯がしみるのを防ぎながら白くて美しい歯を目指す『アパシールド ホームケア』の併用がおすすめです。
次回のコラムもお楽しみに!