
予約が詰まっていて、歯を磨く時間がなかなかない
3か月前からメインテナンスに通ってくれている由美さん(30代女性・ネイリスト)。仕事柄きれいでいることへの意識が高く、30代になってからはさらに健康面も大切にしようとジム通いも始めていました。そんな由美さんがうちに来院してくれたのは「プロに診てもらいたいから」。「自分でちゃんと磨けているか不安で」と何度もおっしゃっていたので、具体的に何が不安なのかうかがうことにしました。
子どものころ治療を繰り返したこと、仕事柄丁寧にケアできないことが、由美さんの不安につながっていたんですね。由美さんに少しでも安心してもらえるよう何ができるだろう? と今度はいろいろ話し合っていきました。
「1か所だけなら時間がなくても丁寧に磨けますか?」
「いつも使っているアイテムを変えてみるのはどうですか?」
細菌が急増するには時間がかかるので、毎食後必ず丁寧に磨けなくても大丈夫だと説明。お昼休みなど時間がないときは、由美さんのリスク部位を意識して磨く方法を提案しました。また磨き方を変えるのではなく、アイテムを変える方法をお勧めしてみました。たとえば薬用ハイドロキシアパタイト配合の歯みがき剤『アパガードリナメル』なら、歯の表面がなめらかになって汚れがつきにくくなり、むし歯予防につながります。
由美さんは「それならできそうです。漠然と歯に不安を抱えていたけど、少し心に余裕ができました」と喜んでくれました。患者さんの歯を守っていくには、どうやってプラークを落とすかだけじゃなく、落としやすい環境をつくっていくことも大切。今回は由美さんの不安を少しでも取り除けたことがうれしかったです。
「子どものころ何度もむし歯を治療したので、絶対に繰り返したくないんです」
「仕事中は急いで食べて、ザザッと磨いて施術に向かうことがよくあります」
「効率よくしっかりケアできる方法があったら知りたい」