
今の歯ブラシはお気に入り!
数ヶ月前に「むし歯が痛い」といって来院した木村さん(50代男性・メーカー技術職)。口腔内をチェックすると歯石がついており、初期の歯周病でした。このままのケアを続けていたら、むし歯と歯周病をくり返してしまうかも! そう思い、メインテナンスに移行するタイミングでお話をうかがうことにしました。
現時点で歯にあまり興味がなさそうな木村さん。お使いの歯ブラシも見せていただきましたが、お世辞にもいいものとは言えず……。しかしいきなりいろんなツールを提案しても実践してもらうのは難しい。患者さんの気持ちを尊重しながら、確実にできることを探っていきました。
「今の歯ブラシでもっと効率的に汚れを落としていきませんか?」
「リスクが高い歯を優先的に磨く方法があるんですが興味ありますか?」
「もっと木村さんに合ったケアアイテムがあれば知りたいですか?」
いくつか問いかけてみると、少し歯に興味を持ってくれた様子の木村さん。リスクが高い部位を最初に磨く方法をお伝えすると、「やってみようかな」と前向きにお答えしてくれました。
「いい道具を使えばそれで解決だと思っていたけど、磨き方も大事なんですね。これからはそこも意識してみます」。何も話さなければケア方法は変わらなかったと思うので、話しかけてみてよかった! これからの変化が楽しみです。
「仕事は定時で帰れて、子どもも高校生と大学生なので日々特に忙しくはないですね」
「歯ブラシは3本100円のもの。炭入りでお気に入りです」
「オーラルケアグッズはCMや口コミを見て、使いやすそうなのを選んでいます」