ロッシ・グレタさん
国籍イタリア 在日歴4年

ロッシさんのオーラルケア

花の都・フィレンツェを有するトスカーナ州出身のロッシさん。日本文化の奥深さに惹かれ、大学では日本語を勉強していました。日本人の旦那さんとは、ロンドンへ留学中に出会ったそうです。

普段、どんな オーラルケアをしていますか?

普通の歯ブラシはもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシも使っています。歯ブラシだけじゃ足りないから、他の追加のツールも使わないとなぁと思って。フロスはもともと両親がやっていたので、小さいときからずっと使っています。むし歯もだけど、歯ぐきの問題のためにも必要な道具です。

オーラルケアの道具を選ぶとき、 こだわっていることはありますか?

デンタルフロスはいろんな形のものを見かけますが、指に巻いて使うタイプがいい。なかなか届かないところもキレイになるし、一番カンタンな気がします。あとは、オーガニックなものが好き。お店やインターネットで見つけて、エッセンシャルオイルがかかっているフロスとかを買ったりします。

歯科医院へは、定期的に 通っていますか?

数ヶ月に1回、メインテナンスは必ず行きますよ。私、口が小さいので自分ではキレイにできないところがけっこうあるみたいで。むし歯ができやすいので、イタリアでも半年に1回は通っていました。

日本に来てからは「半年空けるとちょっとリスクがあるね」と言われたのでもうちょっと頻繁に。そういうのは自分だとわかりませんから、教えてもらえるのはありがたいです。

何のために「歯を守りたい」 と思うのですか?

健康っていう言葉が、一番に出てくるかもしれません。「歯なんてなくてもいい」と言う人も多いけれど、1つなくなっただけで食べ方が変わるし、食べ方が変わるといろいろなところが痛くなる。本当に、チェーンみたいな感じで体に問題が出てくるんです。

私の父は、お金がかかるからと治療をずっと先延ばしにしていました。そうしたらだんだん頭が痛くなって……。「全部歯に関係あったのか」と、あとで気づいたそうです。

日本人を見て、ビックリしたことを 教えてください。

今日はさすがにお化粧してきたんですけど(笑)。いつもはスッピンなんです、私。ただ、歯だけはいつでもケアしていますね。逆に、日本の女性はお顔も服もピカピカなのに笑うと歯がなかったりする。美的感覚がなんで歯までいかないのかなと思うことはあります。

歯は、みんなが感じているより大事なものです。始まりは小っちゃい1本でも、問題はどんどん大きくなりますからね。


「甘いものが好きすぎて困るくらい!」というロッシさん。気軽に食べるためにも、お口のケアをちゃんとしたいのだといいます。


(tuft club 129号掲載)