キシリトール

Vol.2 悪玉ミュータンス菌がキシリトールを食べると……?

Vol.1で、キシリトールはミュータンス菌に直接働きかけることができると学びました。では、具体的にどう働きかけるのか見ていきましょう!

そもそも、ミュータンス菌には悪玉ミュータンス菌とむし歯の原因になりにくい善玉ミュータンス菌がいます。

問題なのはもちろん、悪玉のほう!

悪玉ミュータンス菌は「糖分」を菌体内に取り入れて代謝し、「酸」や「不溶性グルカン」をつくりだします。
人間がご飯を食べて、オシッコやウンチを出すのと同じですね。

ここでうみだされた酸が歯を溶かし、ネバネバの不溶性グルカンに細菌が集まってプラークがつくられる。このプラークにまた悪玉ミュータンス菌が住み、酸を出していく……。これが、むし歯のはじまりです。

では、悪玉ミュータンス菌がエサにするのが、糖分ではなく「キシリトール」だった場合はどうなるのでしょうか?

悪玉ミュータンス菌は、糖分と分子構造が似たキシリトールも菌体内に取りこみます。

しかし、ここで問題発生。
悪玉ミュータンス菌がキシリトールを食べても消化できないのです!

人間が自分の身体に合わないものを食べたとき、消化できずに吐き出してしまうのと同じですね。消化できないので、もちろんエネルギーに変えることもできません。

次回からは、キシリトールがミュータンス菌に消化されないことで、どんないいことが起こるのか詳しく見ていきます。

予防
2019.05.10

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