リスク

タイミングに合わせたリスク検査の提案を

だ液検査や歯周病検査を診療にデフォルトでいれている医院もあれば、オプションとしてご用意している医院もありますよね。オプションの場合、どんなタイミング・どんな切り口で提案していますか? 今回は患者さんが興味を持ちやすい提案タイミングの一例をご紹介します。

治療の進行にあわせて

●初診時

「これから始める治療をスムーズに進めるために、◎◎さんのお口に潜むリスクを調べてみませんか?」

●むし歯再発時

「毎日磨いていても再発してしまうのは、磨く以外の対処が必要なのかもしれません。再発を防ぐために本当の原因を調べてみませんか?」

●治療終了後

「今までは治すステージ。これからは予防ステージです。今のいい状態を維持するために、◎◎さんのリスクに合わせた予防プログラムを考えていきませんか? 原因が分かれば効果的な対策がとれるようになりますよ」

時期にあわせて

●春

「今むし歯や歯周病ができていないか? だけでなく、この先病気になるおそれがないか健康診断のように調べることができます」

●8月1日(歯が命の日)、11月8日(いい歯の日)

「実は今日は歯を大切する日。今のセルフケアを続けた場合、◎◎さんの歯が将来どれぐらい守れるか調べてみませんか?」(ポジティブに。どんな結果が出たとしても、知ることはとてもよいことだと前向きにお伝えしましょう)

●6月4日、4月4日

今週はむし歯(歯周病)予防強化週間です。◎◎さんの今のお口の状態で将来どれぐらいむし歯を予防できるか調べませんか?」

●就職活動中・プレゼン前・人前に立つ大事な日の前

「第一印象で印象に残るのは、目元の次に口元だというデータがあります。口元のケアを今より一段上にあげるための検査があるのですが、ご興味ありますか?」

●妊娠中の人・そのご家族

「むし歯は周囲の人からむし歯菌がうつることが原因で発症します。そして、最大の感染源が家族です。将来生まれてくるお子さんのために、自分の中にどれぐらいの菌がいるか調べてみませんか?」

関心事にあわせて

●ホワイトニングに興味がある/ホワイトニングをしている

「むし歯ができると、せっかく頑張られたホワイトニングが台無しになってしまいます。
きれいな歯を維持するために、今のお口の状況を調べてみませんか? 」

●子どものフッ素塗布のために通院している親御さん

「お子さんのむし歯予防のために、スプーンの使いまわしは極力控えることは有名ですが、
親御さん自身の口腔内の環境を変えることも有効だというデータがあるんですよ」

●家族で通院していて、一人ひとりむし歯のなりやすさが違う時

「◎◎さんのご家族のように、あまり磨かなくてもむし歯にならない方、磨いていてもむし歯になる方がいます。同じような生活をしていてもそんなことが起きるのは、お口の中の細菌数や、歯を守る唾液の力など、口腔内環境が違うからなんです。家族みんなで口腔内環境を調べてみませんか?

●歯科医院に来るのがハードル高く、大事なイベントがありようやく来院。もっと早く来ればよかったと思っている時

このタイミングで来れてよかったですね。治療とあわせて、予防も一緒に取り組んでいきましょう。」

本日のまとめ

  • 検査目的は「細菌を調べるため」だけじゃない。
    一人ひとりの関心事にあわせた検査目的を考えてみる

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予防
2020.04.02

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