リスク

第一・第二大臼歯のリスクとその改善アイデアとは?

今回注目するのは、第一・第二大臼歯周辺のリスクです。仕上げ磨きを嫌がる6歳頃に生えてくる第一大臼歯、親の手が離れる頃生えてくる第二大臼歯。環境の要因も相まって、リスクが高くなっています。

リスクが高まる理由

①エナメル質が粗造

歯が萌出し始めてからおよそ3年間、エナメル質の結晶構造はスポンジのように粗造。脱灰しやすく、カリエスになりやすい状態です。

生えて間もない状態 成熟した状態

※イラストはイメージです

②細菌がたまりやすい

萌出中の歯は隣の歯よりも低い位置にあり、また歯肉弁もあるのでケアしづらい。細菌がたまりやすい環境にあります。

③萌出期間が長い

他の歯に比べ、第一・第二大臼歯は萌出完了までの期間が長くかかります(年単位。他は月単位)。ケアしづらい期間も長くなるので要注意です。

④生えていることに気づかれにくい

乳歯からの生え変わりがない大臼歯は、“抜ける”という一大イベントがありません。
また奥まった場所にあるので、生えてきていること自体に本人も家族も気づかないケースが多いです。

⑤(第二大臼歯が生えることで)臼歯隣接面ができる

第二大臼歯が生えてくることで、臼歯隣接面ができあがります。誰でも共通してリスクが高い部位だからこそ、特に意識してケアすることが大切です。

改善アイデア

①歯の位置に応じた、最適なアイテムを選ぶ

えっへん磨き(横からの突っ込む磨き方)を推奨する方も多いですが、一段下がったところに届くワンタフトブラシもおすすめ。歯がどのくらいまで生えているかによって、アイテムを細かく使い分けましょう。隣接面ができてからは、デンタルフロスをお忘れなく。

②大臼歯への関心を上げる

歯科衛生士からお子さん本人、そしてご家族の方にも積極的に大臼歯の知識をお伝えすることが大切。「歯が抜けなくても奥歯が生えてきている」と知ってもらい、その歯の大切さやケアの方法を知ってもらうといいでしょう。

本日のまとめ

  • 臼歯はエナメル質が粗造で萌出期間(磨きづらい期間)が長い
  • 磨き方だけでなく、第一・第二大臼歯への関心を高めることもとっても大切

検索アイコン

Learn more

リスクが高い部位について詳しく学びたい方には・・・
「スウェーデン型プラークコントロールセミナー」がオススメ!

予防
2020.03.05

SPECIAL CONTENTS SPECIAL CONTENTS