PMTC

プロフェッショナルケアを通じて
患者さんのセルフケア意識を高めるには!?

プロフェッショナルケアは、歯を守るうえで欠かせない取り組みです。しかしどんなに丁寧に行なっても、患者さんのセルフケア意欲が低いと口腔内は数日で元通りに……。
そこで今回はプロフェッショナルケアを提供しながら、セルフケア意識を高めていくコツをご紹介します。内容はカンタン! ちょっとしたプラスアルファで、いつものケアを「より効果的な時間」へと変えることができるんです。

“声がけ”がリスク部位への関心を高める

プロフェッショナルケアは、患者さんにリスク部位を知ってもらう良い機会です。特に歯科衛生士が注意を向けた場所や重点的にケアする部位があれば、声がけのチャンス! どうして注意が必要なのか理由とともにしっかり伝えましょう。

・「ここは歯並びの都合でむし歯になるリスクが高いので、フロスをしっかり通しておきますね」
・(プロフェッショナルケア後、手鏡を見てもらいながら)「右上、一番奥の歯の表(頬)側に歯垢が多く付いていたので、ほかのところより念入りにPMTCをやっておきました」

こうした一言が、「家でもこの部位に気をつけよう」と患者さんを意識させるきっかけに。口腔内の情報は積極的に共有していくことがおすすめです。

前後の変化を感じて「良い状態」を知ってもらう

プロフェッショナルケアを行なう前後で、患者さんが自分の口腔内の状態を“感じる”時間を作るように心がけましょう。「差」を認識してもらうことが非常に大切なのです。
たとえばPMTCであれば、こんな違いを確認することができます。

染め出し 染め出し液に染まった歯面 染め出し液が落ちたキレイな歯面
歯ざわり ザラザラ ツルツル
口腔内の状態 ネバつきがある すっきり、さっぱり
歯のツヤ 光沢が鈍い ツヤツヤ、ピカピカ

ポイントは、ケアの後に「やってみてどうですか?」「どこか違いを感じますか?」と問いかけること。患者さんがキレイになった口腔内を感じ、質問に対する答えを言葉にすることで「良い状態」の感覚を定着させられるからです。
この感覚を知った患者さんは、「キレイな状態をキープしたい」「もっと良くなりたい」という意欲を高めていくことができます。
変化を感じることが、セルフケア意識を育むスタートなのです。

本日のまとめ

  • プロフェッショナルケア中、気づいたこと・特定の部位を重点的に行なう理由などを患者さんに伝える
  • プロフェッショナルケアの後は、良くなった感覚を患者さんに言語化してもらう

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予防
2020.05.27

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