フロス

患者さんがフロスをしたくなる!?  口腔内写真の見せ方

ジンジバル(歯肉縁上・縁下)のプラークコントロールには、デンタルフロスを使ったケアが欠かせません。でも、3列ブラシやワンタフトブラシと違って、フロスは指に巻いて行なうもの。ただ理屈を説明しても、患者さんの「やってみよう」を引き出すのは難しいですよね。

大切なのは、患者さんが「自分の目で見て&自分で考える時間」 です!

初期検査時の口腔内写真やP検査時の出血部位。院内の記録用で使っていませんか?
実はこれ、患者さんの「やってみよう」を引き出す重要なアイテム。ぜひお見せしながら、こう問いかけてみてください。

「〇〇はどうですか?」

「写真をみてどうですか?」
「鏡を見て何か気になることはありますか?」
「歯ぐきはどうですか?」
口腔内の状態について問いかけると、プラークがたまりやすい部位、出血している部位、健康な部位などに目が行くように。「口の中=全て一緒」ではないことを知り、「自分のリスク部位はどこだろう?」にも自然と気づいてもらうことができます。

口腔内の状態についての問いかけ

「ナゼだと思いますか?」

「赤くなっているのはナゼだと思いますか?」
「どんな時に出血すると思いますか?」
ナゼ?と問いかけると、その理由を考えようとします。漠然と「出血があるな」から「なんで出血したんだろう?」へ。結果だけでなく原因に目を向けるきっかけになるのです。

「奥歯は汚れがたまり易いからしっかりフロスしてください」と一方的に説明するのではなく、患者さんに自分の目で口腔内を見て「なんで奥歯だけこんなに赤く染まっているんだろう?」と考えてもらう。たったこれだけですが、「自分で考える」ことによって問題がより自分事化し「解決したい」という気持ちも沸いてきます。

そのタイミングでフロスの使い方をお伝えすれば、「難しそう」「面倒くさいな」とはなりません。「歯ぐきの汚れを取らなきゃ」「だからフロスなんだ」と、ポジティブに捉えてもらえるのです。

口腔内写真の撮影やプロービング検査の時間、ぜひ有効活用してください。継続的に撮影している場合は、前回と比較して見せるのもオススメですよ。

本日のまとめ

  • ●口腔内写真やP検査時の出血部分を患者さんに見てもらう
  • ●口腔内の状態を説明する前に、「どうですか?」と問いかける

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患者さんの「やってみたい」を引き出しますか?

予防
2019.08.22

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