コミュニケーション

どんな姿でありたいか未来をイメージしてもらう

患者さんのセルフケア意識を高めるポイントと関わり方を、4つのステップに分けてご紹介するこちらのシリーズ。STEP1で患者さんに現状を知ってもらったら、次は未来について考えてもらいます。「こんなお口になりたい」「こういった人生を送りたい」など、患者さん一人ではなかなか気づけない理想の姿を積極的に引き出していきましょう。

STEP2:どんな姿でありたいか未来をイメージしてもらう

目指す姿を明確にすると、セルフケアに対するモチベーションが患者さんの中で高まります。予防を続けると未来がどう変わるか、想像してもらうように働きかけましょう。パネルや写真があると、よりイメージしやすくなります。可能であれば積極的に活用してください。

<未来のイメージを引き出す会話例>

むし歯を再発する不安がなくなったら、どんなふうに過ごせると思いますか?

そうですね~……。再発の不安が消えたら、心から食事が楽しめそうですね。今は特に甘いものを食べるとき、「むし歯になるかもしれない」という不安が頭をよぎることがあります。

甘いものを食べるとむし歯になるかもしれない、と不安になってしまうことがあるんですね。では、むし歯に関して○○さんの役に立つかもしれない情報があるのですが、お伝えしてもいいですか?

ぜひお願いします。

(アクセルソン博士の研究により、97.7%の確率で歯を守れる話を提供 <https://www.tuftclub.jp/oralcare/pmtc_dr01/>)

これまでの説明を聞いてどんなことを感じましたか?

正直、むし歯を防ぐのは難しいと思っていました。でも、適切なセルフケアと歯医者さんでのメインテナンスを続ければ、かなりの確率で防げるようになるんですね。ぜひ取り組んで、「むし歯になりにくいお口」にしていきたいです。

STEP2で押さえるポイント

・患者さんが理想の将来像を思い描く手助けをする
・未来を想像しやすくする資料があれば活用する(院内の事例、パネル、写真、だ液検査の結果など)

もし患者さんが将来像をうまくイメージできない場合、STEP1で話した内容を一緒に振り返ってみましょう。手掛かりがそこにあるはずです。
次は理想の姿を実現させるためにどうすればいいか。それを探るステップに移ります。

予防
2020.06.18

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