食べ物を飲み込みやすく、消化しやすい状態にする「咀嚼」。他にも、私たちの生活に様々なメリットがあります。今回はとくに、受験やスポーツの大会を控える中高生にとって耳よりな情報です!
誰に | 中高生の患者さん |
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いつ | 初診、メインテナンス時 |
アイテム | なし |
● 伝えたい人/勉強も部活も頑張る中高生
学校や部活、塾などで忙しいなか、時間を作ってメインテナンスに来てくれる若者たち。口数が少なく、コミュニケーションが難しい年代でもありますよね。でも、今頑張っている勉強やスポーツに関係することなら、興味を持って聞いてくれるはずです。
● 伝えたい情報/“ガム”で脳の反応が早くなる!
おすすめの伝え方:
「メジャーリーガーが試合の時、よくガムを噛んでるよね。あれって、ガムを噛むとパフォーマンスが上がるからなんだって! 脳に刺激が行くから集中力が高まって、体の反応が早くなるっていう研究データがちゃんとあるんだよ」

参考:Kewalo Sakamoto, Hiroki Nakata, Ryusuke Kakigi
The effect of mastication on human cognitive processing: A study using event-related potentials.
Clinical Neurophysiology Volume 120, Issue 1, January 2009, Pages 41-50
● 具体的な提案/ガムを噛みながら〇〇しよう!
提案の例:
「家で宿題をしていて、ちょっと眠くなったときってどうしてる? ガムを噛むと甘くて目が覚めるし、ついでに集中もできるから一石二鳥だよ」
「ここぞというときや集中したいときは、ガムがおすすめ!」
「自主練するときやランニングするときはガムを噛んでみて。パフォーマンスがアップするよ!」
- 中高生が関心を持っている情報をピックアップ
- 普段の生活のなかで、自然にできる方法を伝える
“噛むってどんなイイコトがある?” “「よく噛んで食べなさい」って言われるのはナゼ?”
さまざまな研究でわかってきた、“噛むこと”の新しくて楽しい効果をご紹介します!
https://www.oralcare.co.jp/chewing/
『唾液がカギを握る! 世界総マスク時代の健康法』
著:株式会社オーラルケア
ページ数:48ページ
長引くウイルス時代を生き抜くのに欠かせない、もっとも身近で有効な対策をお伝えします。
「大切なことがパッと見てわかる」「心に残る」を目指してつくられた、歯科界ではめずらしい“ビジュアルブック”です。
発行元 株式会社オーラルケア