どこにバイオフィルムがたまっているか、チェックするのに欠かせないのが「染め出し」。日々活用しているからこそ、意外と大事なポイントが抜けているかも!?
誰に | どなたでも |
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いつ | 初診、メインテナンス時 |
アイテム | 染め出し液 |
抜けがちなポイント① 口の中を“全体的に”染め出す
バイオフィルムを取り除くには、まず付いている部位をしっかり把握することが大切。染め出し液は、歯面の真ん中だけでなく全体的にしっかり付けましょう!
おススメは、バイオフィルムが古いものと新しいもので色が異なる染色剤。長くバイオフィルムがたまっている部位は、むし歯や歯周病になるリスクが高い部位。重点的にケアする必要があります。
抜けがちなポイント② 患者さんに確認してもらう
日々セルフケアを行なうのは患者さん自身。患者さんにも染まっている部位をしっかりチェックしてもらいましょう。
大切なのは「ここに付いていますね」と教えるのではなく、「どうですか?」「どこに一番汚れが残っていますか?」と質問して患者さんに考えてもらうことです。「一生懸命磨いていたけど、歯と歯ぐきの間に汚れが残っているな」「前歯はきれいだけど、奥歯にはけっこうついている……」。そんなふうに自分の頭で考えることで、リスク部位が記憶に残り、家でも意識してケアできるようになるのです。
ぜひ明日の診療から試してみてください!
染め出しを見直すと…
- バイオフィルムが付いているところがハッキリする
- 患者さんがより効果的にセルフケアできる