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だからキシリトールなんです!

タフトくらぶ
昨年11月13日(東京)、17日(大阪)に開催された仲井雪絵先生による特別講演会。
第二部では、仲井先生が“妊婦を対象にしたキシリトールの研究”を
何のためにどのように実行してきたのか、臨床現場でどんなことをポイントに
患者さんとコミュニケーションをとっているのかをテーマにすすめられました。
そして最後に参加者へ投げかけられた言葉は、
「一緒にトレイルブレイザーになりませんか」。
この言葉に込められたメッセージとは?
今回は、レポートの後編をお届けします。
※トレイルブレイザーとは、新しい道を作る人、先駆者という意味。

★講演会に参加したDHの声★

いつ妊娠してもいいように今からはじめてはいかがですか?」という言葉に“そっか!”と思いました。(DH Y・Sさん)

患者さんに出来ないことをさせるのではなく、むし歯を発症させる元を変えることが大切だとわかりました。(DH M・Dさん)

生まれてからの予防よりも、生まれる前の予防が大切。それが、未来の子どもへのプレゼントになります。(DH E・Sさん)

今までTBIばかり中心にやってきたが、“なぜそれが必要なのか”を伝えて教育することの大切さを実感しました。(DH M・Hさん)

子どものむし歯予防を考えて、まわりの大人も巻き込めるのがキシリトールだと思いました。患者さんはもちろん、自分の家族にも教えてあげたいです。(DH K・Wさん)


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初診時の情報提供が大切!
「治療が済んだら終わり」ではないことを山火事にたとえて伝えています

 第二部で語られたのは日頃、仲井先生がどのように患者さんとコミュニケーションを取っているか。
 小児歯科医の仲井先生が大切にしていることは、けっして裁判官と被告の関係にならないようにすることです。たとえお子さんのお口のなかがボロボロな状態だったとしても、「お母さん、いいときに来てくれました。まだ間に合いますよ!」と声をかけるといいます。
 お子さんをむし歯にさせてしまったお母さんは、先生に怒られるかもしれないと、うしろめたい気持ちでいっぱい。仲井先生は、次のことを大切にしています。
 「基本的に、外傷や急性炎症などすぐに治療をしなくてはならない場合をのぞいて、初診時に治療は一切行ないません。フッ素塗布など、予防のために来院した場合も同じです。まずは診断。そして、治療をしないかわりに、30〜60分みっちり時間をとって、フィロソフィーをお話します。
 ここでいうフィロソフィーとは、お子さんの歯をこの先ずっと健康な状態で維持するためにどうしたらいいかを伝えることです。ほとんどの方が、治療が済んだら終わりと考えています。むし歯は、治療をして穴をうめたら終わりではないことを知らせる絶好のチャンスです。お母さんにまずそのことを理解してもらい、次の来院につなげるようにしています」
 ここでのポイントはとにかくわかりやすく伝えることです。仲井先生は、さまざまなたとえ話を使って、お母さんたちが「なるほど!」とイメージできるように心がけています。
 そのなかで、多くの参加者たちが「改めて臨床現場で活用したい!」と事後アンケートに答えてくれたのが、山火事のたとえ話でした。(書籍P80掲載)

患者さんとの関係は、
“なぜむし歯を繰り返してしまうのか”を知らせることから始まります

 山に生えている木が「歯」、山火事の火の強さが「う蝕活性度」。リスクが高いお子さんを持つお母さんに、お口のなかの全体像を知らせるために仲井先生はこう伝えています。
 「お母さん、お子さんのお口のなかで大火事がおこっていますよ。
 木を植え替えて(治療)、それで終わりではないんです。火を弱めて消火活動をしておかないと、6歳頃になってせっかく生えてきた新しい木(歯)がまたすぐに燃えてしまいます。
 もちろん、また木が燃えてしまったとしても、私は木を植え替える=治療のためにベストをつくします。でも、それを繰り返すことで誰が一番しんどいと思いますか?お子さんですよね。そして、お母さんもツライはずです。
 山火事をしずめるためには、火の強さが今どのくらいなのかを調べて(だ液検査)、消火活動(予防)をする必要があります。私とお母さん、二人三脚でやっていきましょう」
 TBIやPMTC(PTC)、食事指導を行なっても、なかなかリスクが下がらない患者さんに提案するのが、歯科専用キシリトール。
 そして、このように生まれてきてからむし歯予防をはじめるよりも、生まれる前にまわりの大人たちがお口のなかのリスクを下げて、母子(家族)感染の確率を減らしておくほうが、得策!
 そうすれば、生まれてきた子はラクにむし歯予防ができるし、歯科医院へも楽しく通えます。
 それが、「マイナス1歳からはじめるむし歯予防」です。

“トレイルブレイザー”に込められたメッセージとは?

 「あなたはまるでトレイルブレイザーね!」
 これは仲井先生が、師匠であるピーター・ミルグロム教授の奥さんに言われた言葉です。
 講演会の最後に、参加者へ次のメッセージが送られました。
 「『マイナス1歳からはじめるむし歯予防』が当たり前となる社会をつくるには、みなさん一人ひとりの力が必要です。トレイルブレイザーは、けっして私一人ではなく、ここにいるみなさんです。
 今お持ちのパレットのなかに、キシリトールという1色を加えてみませんか?それによって患者さんのむし歯予防がラクチンになります。ぜひ、来院する患者さんにお伝えください」
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